2009年10月19日

経済的徴兵制って何?

その3

新聞を読んでいるとジャーナリスト布施祐仁氏のコメントが

掲載されていた。

題名は「経済的徴兵制」?なんとなく漠然としているが

分かるような気がする。

以前(2年前位)テレビでアメリカの貧困が取り上げられていた。

アメリカでは黒人を中心に貧困層が膨大に存在するとのこと。

この貧困は敢えて作り出しているとコメントにあった。

貧困だから学校へは行けない。そこに軍隊への誘いが待ち構えていた。

誘い文句は「給料は出る」「資格は取れる」「もし何事があれば恩給が

家族のもとへ行く」「食事は3食でる」「部屋はある」「電気代はいらない」

「スポーツも読書もできる」「退職手当が良い」などなど。


 さて、この現象が日本にも出てきたと布施氏は言っている。

高校生A君が自衛隊に入隊。インタビュー「入隊したら、海外の紛争地に

送られる可能性もあるけど、正直怖くない?」「恐怖はないと言えば嘘に

なります。海外に行くならば、人を殺すか、殺されるか、自分に殺せるのか・・・

戦争はしょせん、一部の人間の儲けや、エゴで何万もの人が死に、何百万

の人が悲しみ、涙を流すのです。それに対しては、どうか駆り出されることの

ないよう願うだけです」「そこまで考えているのなら自衛隊に入ることに躊躇は

なかったの?」「ありましたよ。でも正直、入隊して海外に送られる怖さよりも

就職できないことの方が怖かったんです」

 同じくこの春高校を卒業し、狭き門をくぐって女性自衛官となったBさんも入隊の

理由を次のように話しています。

「今の時代、大学に行っても安定した職に就けるとは限らないし、うちは母子家庭

だから、これ以上親に負担をかけたくなくて・・・。自衛隊なら給料をもらえて、寮生活

で食事も出るからお金がかからないし、タダで資格も取得できて、かなり親孝行だと

思ったんです」

A君とB子さんの共通するのは入隊理由が現在の不況や貧困の影響を

色濃く受けていることです。(布施氏)

早く経済の立て直しと貧困が無くなりましように・・・と願うだけです。

ダンススクール校長の独り言

経済的徴兵制って何?





Posted by TARO at 19:33│Comments(0)
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。